「EBSFP: 根拠データに基づくSFプロトタイピング」プロジェクト
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プロジェクト概要
SFで想像力を補って議論すると、きっと楽しいはず!
でも、あまりに実態から外れた荒唐無稽なストーリーを使って議論すると、意思決定が間違った方向に誘導されてしまうリスクがあります。そこで、オープンデータや論文等の事実情報を根拠として使ったEvidence-based Sci-Fi Prototyping (EBSFP) の手法や支援システムを開発できないか?というプロジェクトです。
「根拠のないSFは作っちゃダメ!」というわけではなくて、できれば科学的な事実や予測に沿ったストーリーをネタに議論したいので、「有用な事実情報を簡単に見つけられてSF執筆に使えるようにしたい」という動機です。そういうシステムを作っておけば、EBPM (根拠に基づく政策決定; Evidence-based Policy Making) にも役立つシステムになりそうじゃないですか?将来的には、社会シミュレーションとかマルチエージェントシミュレーションみたいな技術も使ってSF書けるようになるといいなと思います。 連絡先・連絡方法
siramatu.icon Email: siramatu (at) nitech.ac.jp
活動頻度・次回予定の共有先
7/31締切、9/20-22 に北九州で開催予定の国際会議KICSS 2023 (18th International Conference on Knowledge, Information and Creativity Support Systems) にこのネタで投稿しようかな?比較的、論文が通りやすい国際会議ですので、アイデアレベルの論文でも通るかもです。
ちゃんとした議論実験は間に合わないと思いますが、LlamaIndexを使った簡単なプロトタイプを作ってみて、論文やらオープンデータやら突っ込んで、「根拠情報が無い場合と比較して生成されるSFの質がどう変わるか?」くらいの実験はできるかも。Bing検索ありのGPT-4の機能が復活してくれれば、それ使ってすぐ実験できそうだけど・・・。あるいは、最近出たCode interpreterの機能をうまく使うといいのかな?
論文投稿が終わりじゃなくて、9月ごろに実際に議論実験もしてみるつもりです。Pol.isをどのくらい使うかどうかはまだわかりませんし、議題も「AIの未来」じゃなくて「公民連携や市民共創の未来」みたいなトピックになっちゃうかもしれませんが・・・
コントリビューター募集タスク
EBSFP支援システムの実装にご協力頂ける方
評価実験にご協力頂ける方
論文執筆にご協力頂ける方
支援手法の設計、支援システム実装、論文執筆、実験設計などにご貢献頂いた方は、差し支えなければ論文共著者としてお名前載せさせて頂きます
こういうのも貢献証明NFT?でやれたら面白いですね
感想
おおー、なるほど>根拠に基づいたSFプロトタイピングnishio.icon
「エビデンスを見つけてLLMに与える方法」と「エビデンスを与えた方が良い質のSFになるのか」は別のコンポーネントですよね
前者「エビデンスを見つけてLLMに与える方法」にはいくつかの案がある
LlamaIndex
Bing検索ありのGPT-4
(Code interpreter?)
後者「エビデンスを与えた方が良い質のSFになるのか」の検証だけで論文になるのであれば、前者に関して人手の作業を含むプロセスにしても良いかもしれない
例:
1: まず小説を書かせる
2: 「この小説を改善するための論文を見つけるための検索クエリーを作って」とGPT4に言う
4: そのアブストをクエリに積んでGPT4に小説の改善を求める
なるほど!siramatu.icon
ところでオープンな場で議論をすると論文にできなくなるなどの問題があったりしますか?nishio.icon
問題ありません!siramatu.icon
やったーnishio.icon